先生方からよくいただくご質問について、ブログでお話しさせていただこうと思います。
今回はシュライバーの存在意義についてです。
シュライバーとは
仙台消化器・内視鏡内科はじめのクリニックでは、シュライバーを導入しています。
シュライバーの呼び名は様々で、クラーク、ベシュラーバー、陪席など、、
日本語で言うと、医師の事務作業の代行をする職種です。
シュライバーの存在意義
当院におけるシュライバーの存在意義は
・医師に気持ちよく働いてもらう
・医師にカルテを触らせない
この2つを実現させるために、シュライバーは存在する
その結果として医師に患者診察に集中してもらい、良質な医療を提供してもらう
上記のように定義しています。
シュライバーの存在意義を定義したきっかけ
シュライバー導入時には「シュライバーはカルテ入力をする」くらいしか決まりがありませんでした。しかしながら、現在は上記のような定義がなされ、マニュアル化されています。
この背景には、当院のシュライバーが自身の仕事に尊厳を持ち、自分たちなりの価値観を形成してしまったことがあります。
尊厳をもって働くこと自体はとても良いことです。
ただ残念なことに、
「これはシュライバーの仕事じゃないので先生がやってください」と言うようになってしまいました。
業務内容が先行して意識づけられ、本来のシュライバーの存在意義が希薄になってしまった結果かなと推測しています。
そのためシュライバーの存在意義を改めて定義することで、意識改革を行っています。
以上、シュライバーの存在意義と定義する意味についてお話しさせていただきました。