評価制度の一環で、スタッフ発案の「スタッフ検診デー」が開催されました!
この日は女性Drのみ、患者は当院スタッフのみで
内視鏡クリニックで働いている自分たちこそ検査を受けよう!と開催されました。
私はこれを機に、人生初、胃カメラ大腸カメラをついに受けることに。
ここからは「内視鏡検査技師の看護師が人生初の胃カメラと大腸カメラを同日にうけてみた!」
いわゆる経験レポートです。
検査前日の下剤を飲むまでの過ごし方
生まれたときから便秘の私は
1週間前から排便コントロールに努めていました。
前日の食事制限つらい、、
食べちゃダメだと思うと食べたくなる。
食べ物の誘惑に負けそうになり、
何度も大腸検査受けるのやめようかなと思いました。
おかゆが嫌いなので検査食は食べず、
ゼリーと素うどんで乗り切りました。
うどんがいいならバターシュガークレープだっていいじゃないかと思いつき、
看護師のくせに「大腸検査 前日 食べられるもの」とかググりました。
わかっているけどなにか穴はないものかと。
脂質はやっぱりだめでした。。
ここで食べても困るのは自分だしね、と我に返り
だまってうどんをすすりました。
下剤内服
頑固な便秘の私は従来よりも下剤強化し、
前日の夜にサルプレップ、当日朝にモビプレップを飲みました。
下剤、本当においしくなくて心が死にました、、
まずいカクテルと思って何とか流し込み耐え忍ぶ。
サルプレップとモビプレップのどっちがマシとかないな、、
両方3杯目から喉が受け付けなくなる。
200mlを10分かけて飲みましょうと説明してるけど、
そんな味わうみたいなことしてられるか!と
一気飲みしてました(注:自己責任)
水のターンの幸せと言ったら、、
この世で一番おいしいものかと幻覚を抱きました。
脱線しますが、ホヤを食べた直後に飲む水と同じ感覚でした。
アミノ酸の関係で、水がおいしく感じるらしい。
仙台うみの杜水族館で学びました。
ようやく排便クリアになったときには疲れ切っていました。
なんか無の境地。
むしろ検査なんかどうでもいいという気持ちに、、
いざクリニックへ
実は自宅で下剤を飲んでました。
理由は家でのんびりしたいという出不精と、
みんなと同じ時間に下剤内服開始してきれいになる自信がなかったからです。
自宅である程度飲んで、排便コントロール不良なら
クリニックでまた飲もうと思ってましたが
ラッキーなことに自宅だけで済みました。
いざクリニックへ。
スタッフのみんなにきれいになったことを誇らしげに報告してまわり、
検査着に着替えました。
しかしこれで終わりじゃないのが、胃カメラと大腸カメラを同日にする者の宿命。
最後に80mlだったかな、小さいコップ1杯の薬を飲みます。
胃の泡を消す薬とはいえ、
これが一番おいしくなくて吐き気やばかったです。
本当に必要なんですか!と文句も言いたくなります。(言った)
気の知れたスタッフが対応してくれるからこそ
気持ちの表出もできます。
スタッフデーにしてよかった。
検査
いざ検査室へ。先生と挨拶してマウスピースを咥え、
お薬入れますね、と声をかけられ、、、
検査は寝ている間にすべて終了。
本当に覚えていないものなんですね。
パッと突然目が覚めるとリカバリー室でした。
「これから大腸だと思いました!」と騒ぎ、(周りにいた先輩たちが相手してくれた)
興奮を伝えたくなる患者さんの気持ちがわかりました。
今度からは都度患者さんと興奮を分かち合おうと心に決めました。
着替え後は結果説明。
どうせなにもないと思っていたけど、まさかのポリープがあり(!)
しっかり線腫で来年も受診することになりました。
あぶないところでした。この歳でもあるのか。やってよかった。。
ほかのスタッフの感想
「検査を受けるのが怖かったですが、知っている人がいるからこその安心感もあり、
この機会に受けて良かったです。ありがとうございました😊」
「みんなと一緒に飲む下剤、全然辛くなかったです✨検査も本当にあっという間でした😆」
「こんなに楽しく上下部終えられてとても良い経験になりました!
皆様ありがとうございました🙇♂️🙇🙇♀️」
などなど
まとめ
内視鏡検査の専門クリニックで働くスタッフですら、検査は怖いし下剤は嫌。
まだまだ胃カメラ大腸カメラを受けることへのハードルは高いです。
当院は働く世代に良質な医療を届けることを掲げており、
自分たちが検査を受けることで一歩近づけたかなと思いました。
胃がん大腸がんでなくなる人をゼロにすべく、これからも頑張りたいと思います。